2026年FIMロードレース世界選手権第15戦オーストリアGPが、9月18日から20日にかけてレッドブル・リンクで開催されました。
Moto3では山中琉聖が17番グリッドから追い上げ、10位でフィニッシュ。三谷然は22番グリッドから18位で完走しました。
Moto2では古里太陽がレース中盤までポイント圏内を走り、最終的に18位。佐々木歩夢は25番グリッドから22位でレースを終えています。
ヨーロッパでの連戦を終え、次戦は10月2日から4日にモビリティリゾートもてぎで開催される日本GP。4人の日本人ライダーがホームレースへ向かいます。
Moto3|山中琉聖、17番グリッドから10位へ
山中琉聖は金曜日のプラクティスを10番手で終え、Q2へ直接進出しました。
予選ではタイムを伸ばしきれず17番手。6列目からスタートした決勝では、序盤からポジションを上げていきます。
上位3台が先行する一方、その後方では4位以下のライダーによる接近戦が続きました。山中もこのグループの中で順位を争い、最終的に10位でチェッカー。4位から11位まで8台が約1.2秒の中に入る僅差の争いを走り切りました。
17番グリッドから7つ順位を上げ、日本人4選手の中では最上位となる結果を残しています。
一方、Moto3ルーキーの三谷然は、金曜日のプラクティスを21番手で終え、決勝は22番グリッドからスタートしました。
レースでは4つポジションを上げ、18位で完走しています。
Moto3の優勝はマキシモ・キレス。トップを走っていたダビド・アルマンサが8周目に転倒すると首位に立ち、そのまま今季9勝目を挙げました。ブライアン・ウリアルテが2位、アルバロ・カルペが3位に入っています。
Moto2|古里太陽、一時ポイント圏を走行
Moto2の古里太陽は予選21番手。前方のライダーの欠場により、20番グリッドから決勝に臨みました。
スタートからポジションを上げると、一時14位まで浮上。レース中盤までポイント圏内を走り、前方のグループを追う展開となりました。
しかし終盤はペースを維持することが難しくなり、最終的には18位でフィニッシュしました。
古里はレース後、前方の集団に追いつこうとする中で予定以上にタイヤを使ってしまったと振り返る一方、ここ数戦で失っていた自信を再び築き始めることができたと話しています。
佐々木歩夢は金曜日のフリープラクティスで16番手につけたものの、午後のプラクティスではQ2への直接進出を逃しました。
土曜日はウエットコンディションとなり、セットアップ変更を十分に確認できないままQ1へ。予選は25番手となりました。
決勝ではスタートからいくつかポジションを上げましたが、ポイント圏には届かず22位。レース後には、週末を通じて思うようなフィーリングを見つけることができなかったと振り返っています。
Moto2の優勝はイサン・グエバラ。フィリップ・サラックが2位、ダビド・アロンソが3位に入りました。
勝者が選んだ「少数派」のピレリタイヤ
今回のオーストリアGPでは、Moto2、Moto3ともに、多数派とは異なるタイヤを選択したライダーが優勝しました。
Moto2で優勝したイサン・グエバラがフロントに選んだのは、ピレリが開発を進めているソフトの開発仕様「E1089」です。
E1089は、スタンダードのSC1と同じ構造に異なるコンパウンドを組み合わせ、特にブレーキング時の安定性向上を狙った開発タイヤ。オーストリアGPの決勝でこれを選択したのは、グエバラとアドリアン・ウエルタスの2人のみでした。
グエバラはE1089をフロント、SCXをリアに装着して優勝。さらに1分32秒879の新レースラップレコードも記録しました。
Moto3でも、優勝したマキシモ・キレスは26台の中で唯一、前後ともにミディアムSC2を選択。他の全ライダーがリアにソフトSC1を選ぶ中、異なる組み合わせで4番グリッドから勝利を挙げています。
同じコンディションでも、ライダーやマシンに合わせて異なるタイヤ選択が機能したことが、今回の両クラスに共通する興味深いポイントとなりました。
オーストリアGP 日本人ライダー結果
| クラス | ライダー | グリッド | 決勝 |
|---|---|---|---|
| Moto3 | 山中琉聖 | 17番 | 10位 |
| Moto3 | 三谷然 | 22番 | 18位 |
| Moto2 | 古里太陽 | 20番 | 18位 |
| Moto2 | 佐々木歩夢 | 25番 | 22位 |
次戦はいよいよ日本GP
オーストリアGPを終え、Moto2、Moto3は次戦の日本GPへ向かいます。
10月2日から4日にかけてモビリティリゾートもてぎで開催されるシーズン第16戦は、日本人4選手にとってホームレースです。
日本のファンの前で迎えるMoto2、Moto3の一戦に注目です。
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