Photo:大谷耕一、ピレリジャパン
今年も例年同様、PIRELLI FUN TRACK DAYのキックオフは袖ヶ浦フォレストレースウェイで。4月18日、満員のお客さまをお迎えして、大盛況で開催されました。
おかげさまで、今回も募集開始からあっという間に各クラスとも定員となり、特に人気のあるクラスは分殺という過熱ぶり。この大人気の理由を事務局の川野さんは次のように説明します。
「担当のセールス責任者が、FTD協力ショップを回って参加者からどんな声が上がっているかを細かく聞き取りしています。例えば、そういうお客さまからの要望から生まれたのが昨年からスタートした『基本マスタークラス』です。FTDに参加したんだけど、どこをどうやって走っていいかよく分からなかった。つまり、せっかく参加してくださったのに不完全燃焼だった方々がいらっしゃったんですね。そういう方が次に参加する際に、インストラクターの指導でレコードラインを走り、ブレーキやスロットルオープンの正しいタイミングを教えてもらう。安全に楽しんでもらうために、ピレリスタッフは日頃から徹底的にリサーチをして改善を繰り返しているんです。そんな細かな努力の積み重ねが、FTDが多くの支持を受けている理由だと思います」
FUN TRACK DAYという名前のとおり、お客さまに楽しんでいただくことが最大の目的のイベントですから、どんどん形を変えながら、より満足度が高いイベントにすべく常に進化している。それが大きな支持を得ている最大の理由のようです。
八代さんの「タンデムライド」がレギュラーメニューに!
そして、今年の開催から新たに加わったのが元GPライダー・八代俊二さんによる「タンデムライド」。これまでも袖ヶ浦、鈴鹿ツインでスポット的に開催していましたが、今シーズンはすべての開催でレギュラーメニューとなりました。
どなたでも参加できて、参加は先着順。1回の開催で体験できる人数も、今回の袖ヶ浦では10名から12名にアップしました。しかも、昨年はコースインしてそのままピットに戻ってきていたのですが、八代さんの「風を感じてもらいたい」という要望もあり、コースインしてストレートを1本走ってからピットに戻るようにしました。
つまり、1周弱から2周弱へと大幅に体験時間も増えたのです。
1時間半以上、ぶっ続けでパッセンジャーを後ろに乗せてライディングする八代さんは大変ですが、体験したお客さまの満足度は大幅にアップ。体験されたお客さまの声をお聞きしました。
タンデムライドを体験した参加者の声
まず、ミドルファーストクラスに参加した荒金智里さん。
「大迫力! カーブですごい寝てたし、倒し込みも超スムーズ。すごく安定していてまったく怖くありませんでした。八代さんの後ろからライン取りをじっくり見ていて、メチャメチャ為になりました。この後の走行で、体験したことを実証したいと思います」
WGPに参戦していた頃からの八代さんのファンだという新井久遠さん。この日は優しいバイクレッスンに参加されていました。
「想像以上でした。2人乗りでこんなに強くブレーキをかけていいのかなと思いながら、必死でしがみついていました。ブレーキングしながら、こんなに深く寝かし込むんだと思いました。しかも、よく曲がる! メインストレートから第1コーナーに入っていくときのブレーキングが凄かったです。今度は自分でサーキット走行をしてみたいと思いました」
今回の袖ヶ浦FTDはご両親と3人で参加してくださった秋山美穂さん。ツナギを持っていないので、ツーリングクラスでの参加でした。
「すっごく速くて、とても自分では出せないスピードでした。曲がるときは『落ちるかも』と思っちゃいました。すべての操作が凄く滑らかで、丁寧に走ってくださるんだと感じました。今、大型免許の教習中だったので参考になりましたし、とてもいい経験をしたと思います」
八代俊二さん「スムーズに走るコツを学んでほしい」
八代さんのコメントもいただきました。
「後ろに乗られた方は、『オートマみたいだった』と言われるんですが、シフトダウンもちゃんとしているし、ブレーキもギューッとかけて寝かしこんでいます。ただ、それらの動作をシームレスで行っているのでオートマみたいにスムーズだと感じられるのでしょう。乗られた方は『転ぶ気がしなかった』と言ってくれるんですが、そう感じられるようにバイクを操ることができるんです。自分の走り方と違うと感じたら、どんなことをしているのかと、遠慮せずに聞いて欲しいですね。後ろに乗られた後に質問してもらえる時間もあるといいですね。安全に走るためにいろいろ覚えていってくださって欲しいと思います」
新規出展メーカーもありました
これまでもサンスターのブレーキディスクなどを展示してくださっていた国美コマースさんが、今回は新たに「アステモ」が取り扱うNISSINのブレーキシステムを展示。キャリパーやラジアルマウントレバー、ブレーキパッドなどレーシングユースのものから一般公道用のものまで取り揃えていました。
スタッフの菊地さんは、「今年からNISSIN製品をデリバリーできるようになったので、出展させていただきました。ブレーキシステムではブレンボが有名ですが、NISSINのブレーキシステムは国産バイクに多数標準採用されているので、ご存知の方、実際にご使用になっている方もとても多いと思います。今後はビッグバイク用を中心に、純正のNISSINではなくハイブランドのNISSIN製品を展開していきたいと思います」とのことでした。
そして、昨年秋の袖ヶ浦FTDに引き続いて出展してくださったのが、サスペンションチューニングショップの「スクーデリアオクムラ」。代表の奥村裕さんの次男でモトクロス国際A級ライダーでもある海さんが、オクムラチューンのヤマハ・MT-09で自らも走りながら出展されていました。
注目パーツは、ホンダの新製品であるCB1000F用のフロントフォーク。内部パーツを一新して、よりスムーズな動きを実現したものです。
「カタログを持って行ってくれる人が増えていて、ウチにサスペンション・チューニングをやってもらいたいとおっしゃる人もいらっしゃいました。遠方の方でも(*スクーデリアオクムラは愛知県名古屋にあります)、ショップさんでサスを取り外して送ってもらえれば対応いたします」
今後もここ袖ヶ浦と、鈴鹿ツインには出展される予定とのことなので、サスペンションに関して質問がある方はぜひ聞いてみてください。
参加者のみなさんのおかげで、大盛況のうちに幕を閉じた袖ヶ浦PIRELLI FUN TRACK DAY。まだ参加したことがないという方は、今年こそぜひご参加を。スタッフ一同、お待ちしています。





